本日の気になるワンプレイ

 誕生日に何書いてるんだって話ですが。



攻撃側:《方解石のカミツキガメ》だけをコントロール。手札に《食餌の衝動》。

防御側:クリーチャー化していない《溶岩爪の辺境》だけをコントロール



《方解石のカミツキガメ》での攻撃に対応し、

《溶岩爪の辺境》の能力を起動したのでさらに対応し、

《食餌の衝動》で《溶岩爪の辺境》を除去したため、

《方解石のカミツキガメ》はブロックされなかった。



この進行は適正か。正しい用語を用いて解説せよ(5点)









A.適正である。



戦闘開始ステップではお互いに優先権をパスし、攻撃クリーチャー指定ステップへ移行する。



攻撃クリーチャー指定ステップにおいて、攻撃プレイヤーが《方解石のカミツキガメ》を指定する。



攻撃プレイヤーが優先権を得るに際し、状況起因処理(New!)をチェックする。

状況起因処理が発生しなくなったため、攻撃プレイヤーが優先権を得る。

攻撃プレイヤーは優先権をパスし、防御プレイヤーが優先権を得る。

※状況起因処理のチェックは優先権を得るたびに常に行われるが、

 以下では状況起因処理を行うときのみ記述を行う。



防御プレイヤーが優先権を得る。

防御プレイヤーは《溶岩爪の辺境》の起動型能力(クリーチャー化)を起動してスタックに乗せる。



防御プレイヤーが優先権を得る。

防御プレイヤーが優先権をパスし、攻撃プレイヤーが優先権を得る。



攻撃プレイヤーが優先権を得る。

攻撃プレイヤーは優先権をパスし、優先権が連続してパスされたので、スタックの一番上の能力(クリーチャー化)を解決する。



防御プレイヤーが優先権を得る。

防御プレイヤーが優先権をパスし、攻撃プレイヤーが優先権を得る。



攻撃プレイヤーが優先権を得る。

攻撃プレイヤーが《溶岩爪の辺境》を対象に《食餌の衝動》をプレイし、スタックに乗せる。



攻撃プレイヤーが優先権を得る。

攻撃プレイヤーが優先権をパスし、防御プレイヤーが優先権を得る。



防御プレイヤーが優先権を得る。

防御プレイヤーが優先権をパスし、優先権が連続してパスされたので、《食餌の衝動》が解決されて《溶岩爪の辺境》は-3/-3の修正を受ける。



攻撃プレイヤーが優先権を得るに際し、状況起因処理をチェックする。

タフネスが0以下になった《溶岩爪の辺境》は、状況起因処理により墓地に置かれる。

状況起因処理が発生したため、再度状況起因処理をチェックする。

状況起因処理が発生しなくなったため、攻撃プレイヤーが優先権を得る。

攻撃プレイヤーは優先権をパスし、防御プレイヤーが優先権を得る。



防御プレイヤーが優先権を得る。

防御プレイヤーが優先権をパスし、優先権が連続してパスされたうえ、スタックは空なので次のステップへ進む。



防御クリーチャー指定ステップにおいて、ブロッククリーチャーに指定できるクリーチャーがいないため、《方解石のカミツキガメ》はブロックされなかった。




 割とすごい量になりましたが、合っているでしょうか。

起動してからブロックするまでの間に割り込む瞬間はあるのか?というところを詳しく説明できるかが焦点だったと思います。

厳密にやるとこれだけの流れをわずか数瞬で判断して行うのだから、まぁ、人間ってのはすごいものですよ。