ゼンディカー【プレリ】

 期待の新エキスパンション、ゼンディカーのプレリリースに参加してきました。

大会前日には「Treasure Card」なる情報も出て恐ろしいほどの盛り上がりを見せるこのセット。どんな裏事情があるのでしょうか。



 いざ構築。

第一パックのレアがいきなり土地!これは試合に負けても勝負に勝つことができるパターン!?



巨森、オラン=リーフ



ほんとね、目玉サイクルと一緒に余計なものを入れないで下さいと心の底から思いました。



 気を取り直して引き続き開封作業。

プレインズウォーカーいねえ!吸血鬼いねえ!除去ねえ!同盟者いねえ!レアがひでえ!

一気にテンション下がって、今日は勝てないんだろうなぁとため息一つ。



白に「コーの奉納者」、「コーの空漁師」、「精霊への挑戦」、「光輝王の昇天」。

緑に「巨森の蔦」、「砕土」、「オラン=リーフの出家蜘蛛」、「カビのシャンブラー

赤に「噴出の稲妻」、「罰する火」、「板金鎧の土百足」、「刃牙の猪

青に「面晶体のカニ」、「霊気の想像体」、「麻痺の掌握」、「風乗りの長魚

黒に「見栄え損ない」、「吸血鬼の裂断者」、「グール・ドラズの吸血鬼」、「噛み針の罠

アーティファクトに「探検者の望遠鏡」、「探検の地図」、「猛火の松明」、「永遠の器

土地に「セジーリの隠れ家」、「灰色革の隠れ家」、「カザンドゥの隠れ家」、「巨森、オラン=リーフ



 そして最後まで青と赤で迷ったのだけれど、使い慣れている色をチョイスしてしまいました。

というわけで白緑にタッチ赤というですね、まったくもっていつも通りの構築に。



 ていうかアンコモンに土地三種とか…。

これ勝ったんですかね、負けたんですかね。



一戦目 青黒赤 ○××

1セット目は「板金鎧の土百足」についた「探検者の望遠鏡」が良い具合に回ってさくっと取る。慣れてない人っぽいのでこれは勝つる!と思っていた時期が私にもありました。

2セット目、3セット目は完全にマリガンミス。キープするべきじゃない手札を2セットキープしてりゃあ勝ちは回ってこない。

加えてここで「精霊への挑戦」のテキストを読み間違えていて効果を発揮しないことに気づく。白のみって…白のクリーチャーをあわてて補充しました。





二戦目 緑赤青 ×○×

1セット目は「猛り狂うベイロス」が出てきて終了。この環境でそんなの除去できねぇよ。

2セット目は「カルニの心臓の探検」が出ている状態で「砕土」を打たれて計4つの土地が一気に場に出るというひどい展開。何でも出るねと思っていたらさらにそのあと4連続で土地を引かれたようで…合掌。

3セット目は「マーフォークの海忍び(タッパー)」が出てきて封殺される。タフネス3でノータップって…ほんと除去ないの辛いわ…





三戦目 緑黒 ○○

1セット目。今までちっとも出なかった「光輝王の昇天」が2ターン目に出る。そのあまりの強さに対戦相手がジャッジして「これ、カウンター取り除かないとかエラッタなんじゃないの?」と確認するほど。テキスト通りです、ハイ。

2セット目。2ターン目に(ry。どう見ても天使無双です。本当にありがとうございました。





四戦目 青黒赤 ○×○

手札で腐りまくった「永遠の器」を「ベイロスの檻の罠」に差し替えて臨んだ最終戦

1セット目。「百足」+「望遠鏡」でごちそうさまでした。

2セット目。中盤までは押し気味に進めていたものの、相手の同盟者が連続で出て一気にアドバンテージを取られる。特に「バーラ・ゲドの盗賊」が2体出てきたときにはチートを感じました。最後は「海景の曲芸士」で同盟者全部が飛んできて終了。

3セット目。「罰する火」が墓地にあるのに「アクームの隠れ家」が出てくるというプレイミスに助けられクリーチャーを一掃。ガリガリ削る。しかし「光輪狩り」が出てきたので返しに差し替えた「ベイロスの檻の罠」をキャスト。ライフレースで何とか勝利。





 というわけで12人中8位。いや、惨敗ですね。

振り返ってみるとやっぱり青を使うべきだったかと反省することしばし。





 総じて。

・だからカードテキストはちゃんと読め。2つほど読み落としていて痛い目にあいました。

・除去が薄い。対象をちゃんと選ばないとあっという間に手詰まり。

・「コーの空漁師」に殊勲賞。キッカーやEtBが多いこの環境でパーマネントを手札に戻すことはむしろメリット。

・「探検者の望遠鏡」に技能賞。これが回った勝負はたいてい勝てた。

・キッカーは便利だけどマナカーブを壊す。前半の敗北はほとんどこれにつきる。

カニゲー乙。いたるところでライブラリーアウトの話を聞きました。ほんとリミテッド殺し。





最後にデッキリスト



【クリーチャー】 16枚

1 ゴブリンの奇襲隊

1 板金鎧の土百足

2 崖を縫う者

1 コーの飛空士

1 コーの空漁師

1 オラン=リーフの生き残り

2 コーの奉納者

1 コーの鉤の達人

1 気高き面影

1 地獄火の雑種犬

1 松明投げ

1 オラン=リーフの出家蜘蛛

1 カビのシャンブラー

1 刃牙の猪



【スペル】 6枚

1 噴出の稲妻

1 巨森の蔦

1 精霊への挑戦

1 罰する火

1 砕土

1 ベイロスの檻の罠



アーティファクト、エンチャント】 2枚

1 探検者の望遠鏡

1 光輝王の昇天



【土地】 16枚

1 ぐらつく峰
1 変わり樹の木立ち
1 カザンドゥの隠れ家
1 灰色革の隠れ家
1 巨森、オラン=リーフ
5 平地

3 森

3 山





 カードパワーが高いセットだという認識に間違いはなかったようで。

構築でも活躍できそうなカードやデッキが想像できる、骨太なエキスパンションだと思いました。

ただそんなわけなのでシールドをやると、パックの中身に完全に左右されてしまう運ゲー要素が強くなった感がないわけではない気も。

まあとりあえずやってみれば良いでしょう。