マジック2010【プレリパ】
適当なマジック2010の記事を書いたので、せっかくだからとプレリに参加してきました。
今回からはルールも変わるということで、まずは最前線で体験してみないことには。
いざ構築。
いやー、第一印象…微妙…
白に「危害のあり方」、「破門」、ほか優良クリーチャー
緑に「覚醒のドルイド」、「大蜘蛛」、「国境地帯のレインジャー」
赤に「地震」、「火の玉」、「稲妻」、「放蕩紅蓮術師」
黒に「破滅の刃」、「沼の悪霊」、「墓場からの復活」
青に「思案」、「噛みつきドレイク」
アーティファクトに「ワームの歯」、「破滅のロッド」
土地に「広漠なる変幻地」、「氷河の城塞」
とにかくどの色を軸にしたら良いかがわからない。
とりあえず白は優秀。緑は中堅。そして赤のx火力は見逃すには惜しい。
というわけで白緑にタッチ赤というですね、まったくもっていつも通りの構築に。
ていうか貴重なアンコモンとレアの枠に「偏頭痛」×2、「惑乱の死霊」×1・・・
y-suke、怒らないから出てきやがれ。
一戦目 赤緑白 ○××
一セット目…マリガン。こちらのライフ15点、相手のライフ7点で手札に「地震」。
次のターンにフルタップで打てば勝つなーと思っていたら引いたのが「火の玉」。ごちそうさまでした。
二セット目…またマリガン。「超大なベイロス」がどうにもならなくて負け。
三セット目…マリガンぬ。これが三色のつらいところ。手札に緑の生物が何体かいるものの、土地は山と平地。仕方なくキープして耐えることに。
次の攻撃を通したらもう打てないというところで「地震」を押してリセット。
しかしこちらは後続がない。もたついているうちに「超大なベイロス」に出てこられて終了。
毎度のことながら、初戦落とすとすげぇヘコみますね。はぁ。
二戦目 白黒 ○○
一セット目…相手に「黒騎士」が出るも「守護熾天使」TUEEEEE!!。
プロテクション関係なく軽減してくれるのでダメージレースにすごく有利。さすがに対戦相手がキレて「魔性の教示者」から「破滅の刃」が飛んでくる。
しかしそれを引いた時にはこちらの「火の玉」の圏内なのでした。
二セット目…同じような展開だが今度は「神聖なる評決」される。
序盤は「黒騎士」「夜の子」「古参兵の剣鍛冶」などでライフレースでかなり不利に。
しかしこちらの「暴走するサイ」に「黒騎士」と「グレイブディガー」で複数ブロックしてくれるなど相手のプレイミスも手伝って徐々に戦場の形勢は五分に。
フルアタックを通し合うライフレースはさすがに不利かと迎えた最終局面。ちょっと考えて無事勝利を手にする。なんか詰将棋みたいだったな。というわけで記事の最後にその局面を書いておこう。
三戦目 白緑 ×○○
一セット目…身内。デッキ構築の時から「『高潔のあかし』が3枚も出たー」とか言っていたので当たりたくないなぁと思っていたのですが。
「樫変化」のついた「嵐前線のペガサス」でゴリゴリ殴っていたらさっそく「高潔のあかし」されました。
わかってんなら除去もってからアタックしろよって話ですね。ミスと言えばミス。
そのまま「囁き絹の外套」がついた「光帯びの聖騎士」に撲殺される。
使われてみてわかるが、マジチートじゃね?これ。たまらず二セット目はサイドで「帰化」入れましたよ。
二セット目…相手が一ターン目から「先兵の精鋭」「目潰しの魔道士」「宮殿の護衛」と恐ろしい展開を見せる。
好きにはさせん!ということで往年プレイヤー垂涎の1プレイ、「分割火の玉!」。6マナから精鋭と魔道士を2点ずつで屠り、「守護熾天使」のご降臨。
さすがの「高潔のあかし」もブロッカーがいないんじゃ使えないということでそのまま押し切る。
三セット目…相手三ターン目の「覚醒のドルイド」でツリーフォークとなった森を「破門」。
このプレイが恐ろしいほどのアドバンテージをもたらし、そのまま勝利する。
自分も使ってたけど意外とハイリスクハイリターンですねこいつ。除去が土地破壊になっちゃうし。
四戦目 白緑 ○○
一セット目…今回の神。6パックのシールドで「黄金のたてがみのアジャニ」「野生語りのガラク」「リリアナ・ヴェス」を引き当てたというちょっと帰り道気をつけた方がいいですよプレイヤー。そりゃ勝っても負けてもどうでもいいわなー。
ともに事故り気味でスタートして3ターン目まで動きがない。ならばと4ターン目に「守護熾天使」を出すとスルー。5ターン目に「樫変化」をつけて殴る。
6ターン目にやっと出た「グリフィンの歩哨」を「破門」したところで相手が場を片づけ始める。
公式戦でこんなに早く決着したのが初めてだったので、最初相手が何をやっているのか分からなかった。
二セット目…相手の展開力の方が早く、お互いにクリーチャーを並べるもライフで押されるという状況。しかしこんな状況は何回も経験してきたんだぜっ!
手札に「大喰らいのワーム」を温存してフルタップで「地震」を打ちリカバー勝負。
しかしここでも相手の方が早い。返しのターンでトップしたと思われる「包囲マストドン」が出てくる。
「大喰らいのワーム」を出すも相手には「グリフィンの歩哨」が残っており分が悪い。ライフ状況がこちら6、相手10。待っていてもジリ貧なのでめげずにアタック。素通しで相手は4点。
返しのターンで相手は自信満々にこう言い放つ。「2体でアタック、『グリフィンの歩哨』に『巨大化』!」
勝利を信じて疑わなかったその響きに、脳内で勝手にカットインエフェクト。
「『濃霧』ッ!!」
この環境、「踏み荒らし」があるから絶対に刺さってくれると思って入れていたカード。やっぱり最後に、一番大事な試合で役に立ってくれたぜ。
相手の気勢を殺いでもぎ取った返しのトップはなんと「溶岩の斧」。まあ、火力引けとは思っていましたがお見事。
というわけで3勝1敗。あれ、これまた結構いい成績じゃね?
とか思っていたらセット数だとか唯一負けた人が2位だったりしたとかで14人の総合中5位。賞品で2パックを受け取りました。
うーん、まあ前回の3位が結構嘘くさかったし、今回は割を食っておきましょう。
勝因としては、「ライフゲインの少なさをメタった直接火力構成」かなと。
ライフゲインがかなりある環境なので(4点ゲインの解呪とか7点ゲインとかあるし!)直接火力は分が悪いかなと思っていたら、周りの人は「どうなの、これ?」的で反応が悪そうだったので使っていないのかと。
おかげでx火力二枚という引きを生かせたのが大きい。
加えて振り返ってみると勝った勝負ではまず間違いなく「そらよッ!」していたなぁ。影のMVPだ。
総じて。
・さすが基本セット。非常にバランスの良い手ごたえ。
・それでも白がかなり優秀で、環境は白が多かった。白のクリーチャーに黒の除去って考えた人が14人中2人もいたことが面白かったかな。
・しかし「稲妻」つええ。タフネス3までのクリーチャーはいつでもおとされると思わないといけなくなる時代に戻った。
・「危害のあり方」がかなり強い。1マナってのが余計ダメだろ…
・「燃え立つ調査」がかなり面白そう。対カウンターでは手札を壊せるし、「偏頭痛」とのコンボはひどいことに(1マナ6点!)なりそう。
・ルール変更はそれほど大きな問題なさそう。体感ですぐわかったし。
最後にデッキリスト。
【クリーチャー】 16枚
1 魂の管理人
2 嵐前線のペガサス
2 古参兵の剣鍛冶
1 ケンタウルスの狩猟者
1 覚醒のドルイド
1 国境地帯のレインジャー
2 放蕩紅蓮術師
1 信仰の壁
1 守護熾天使
1 大蜘蛛
1 光帯びの聖騎士
1 暴走するサイ
1 大喰らいのワーム
【スペル】 8枚
1 危害のあり方
1 濃霧
1 稲妻
1 火の玉
1 地震
1 破門
1 樫変化
1 溶岩の斧
【土地】 16枚
1 広漠なる変幻地
6 平地
6 森
3 山
基本セットとして良く考えられているなと思いました。
こういうのがあるから多色推奨のぶっ飛んだエキスパンションが生きるのでしょう。王道としての姿はこうあるべきだと思いますね。
ではお待ちかね、詰めマジック。
自分:ライフ7
自分の戦場:魂の管理人(1/1)、古参兵の剣鍛冶(3/2)、国境地帯のレインジャー(2/2)
マナ状況:RRGGGWWW
相手:ライフ10
相手の戦場:魂の管理人(1/1)
マナ状況:フルタップ
このとき、以下のハンドで勝利しなさい。
地震、樫変化、破門