カード・オブ・ザ・イヤー2010
先日、友人たちとMAGIC納めを行いました。
なんだかんだで今年もたくさんのカードを知ったなぁと思うのですが、そんな振り返りを。
【2010年リリース】
第5位 M11タイタンサイクル
出ただけで半分くらい仕事が終わっているとまで言わしめる、アド取りの化け物達。
特筆すべきは緑タイタンで、「土地」カードを二枚サーチする能力。
誰もが「基本」が抜けているとかどう見てもおかしいと指摘し、果たしてその通りの結果に。
第4位 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
サーチ能力を持つクリーチャーは基本的に優秀なのだけれど、コストが重かったり、対象が限定的だったり、出た後は戦力にならなかったりします。
それらの悩みを全て解決している超優良クリーチャー。
装備品はこれからも増える一方でしょうし、ちょっとでも壊れたものが出ようものなら常にこのカードが選択肢に入ってくるでしょう。
第3位 引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
非常に重いが出れば勝ち。というのを体現したカード。
除去耐性、回避能力、そして滅殺6とまさに理想のフィニッシャー。
方々でその利用法が考えだされ、何とか場に出して勝つというパターンが確立されました。
地味にコイツの能力でライブラリーアウトが回避されるようになったのもポイント。
第2位 復讐蔦/Vengevine
ビートの可能性をまた一つ開いたカード。
単純ビートで墓地までケアさせる功績が何よりも大きい。
捨てて良し、唱えて良し。パワー4が恐ろしい強烈なカード。
第1位 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
現時点で史上最強のPW。
ライブラリー操作、手札増強、ボード干渉、フィニッシュと全部強く、某所では刷るべきではなかったとまで言わせたブッ壊れカード。
スタンからレガシー。果てはヴィンテまで使用されている文句なしの一枚。
【それ以前】
第5位 霊気の薬瓶/AEther Vial
今年は《珊瑚兜の司令官》や《石鍛冶の神秘家》といった優良な軽量クリーチャーがたくさん出たため、相対的に地位が上がったカード。
ゴブリンやフィッシュといった部族デッキだけでなく、zooや白ウィニーなどでも採用され、年々重みが増しているカードに。
第4位 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
白緑のマルチプレイヤー。デッキ圧縮をこなすと自身のサイズが上がるという自己完結ぶり。
特に対抗色フェッチが行き渡ってから強烈なサイズに膨れ上がることが増え、目覚ましい活躍を見せるようになってきました。
《不毛の大地》をサーチして相手をやりこめたり、《セジーリのステップ》から除去をはじいたりと、アンタップ状態でいるだけで頼もしいクリーチャー。
第3位 騙し打ち/Sneak Attack
エムラクールの良き相棒第一弾。
今年はスニークエムラなんて言葉もできるぐらい大暴れしました。
身内の使用者も思わず宗旨替えしたくらいのインパクトで、赤のイメージをまた一つ変えたパワーカード。
第2位 実物提示教育/Show and Tell
エムラクールの良き相棒第二弾。
これはエムラクールやスニークアタックもそうですが、何と言ってもハイブマインドでしょう。
コストを踏み倒すカードはヤバイヤバイと言われていますが、やはりちゃんと存在をアピールしてきますね。
第1位 適者生存/Survival of the Fittest
今年下半期に暴れまわったカードNo.1。
多分M11に収録された《獣相のシャーマン》が呼び水になったのでしょう。
サーチ能力の強烈さもさることながら、昨今のクリーチャーカードがいかに優秀かを再認識させたカードです。
当然レガシーにおいては禁止の憂き目にあってしまいました。
総じて青と緑の一年だったなと思います。
特に「コストを踏み倒す」、「サーチする」、という能力を利用するとまずいカードが増えてきたという一年だったと思います。
今年一年はどんな一年でしたか。
それではまた来年も良いMAGICライフを。